書籍『タクティカル・アーバニズム』(学芸出版社 編著 泉山塁ほか)に、8ページ分寄稿しました。
寄稿したテーマは「アーバンパーマカルチャー:消費者を生産者へと変える暮らしのデザイン」。Tokyo Urban Permaculture(東京アーバンパーマカルチャー)のメンバーでもあり、greenz.jp でライターをしてくれている岡澤浩太郎さんとの共著です。
もともと著者の泉山くんはグリーンズの活動を応援してくれていたり、彼の研究テーマ「タクティカル・アーバニズム」についてグリーンズで記事にした関係性で、その取材の中でタクティカル・アーバニズムとアーバンパーマカルチャーの重なる部分と違いについて話し合ったのが、この寄稿の依頼につながったのかな、と思っています。
ちなみにそもそもタクティカルアーバニズムがなんなのか、というのはgreenz.jpの記事にわかりやすくまとまっているので読んでみてください。
一言でいうと、タクティカル・アーバニズムは、「まずは市民の手で小さなアクションを起こし、長期的な変化やムーブメントにつなげよう」という、プロジェクトベースのまちづくりの考え方なんです。「ポップアップ・アーバニズム」、「ゲリラ・アーバニズム」とも似ています。
公共空間で遊ぼう! タクティカル・アーバニズムの事例から学ぶ、ほしいパブリックスペースのつくり方
さて、寄稿の内容に戻ると、私は2014年ごろから、都市部や中山間地まで、パーマカルチャーを活用した社会づくりの実験を、見に行ける範囲で訪ねたり取材に行ってます。特にアメリカ合衆国の西海岸は豊富な事例があって、今回の記事の前半の3つの事例で紹介しています。
日本からは、表参道の屋上で展開しているコミューンガーデンと静岡県菊川市の公立中学校での取り組みを入れました。
今回執筆した文章の見出しはこんな感じ。
- パーマカルチャーとは
- エディブルスクールヤード:アーバンパーマカルチャーで学校を変える
- シティリペア:違法行為がコミュニティを豊かにする
- ディグニティ・ビレッジ:元ホームレスによる最先端のエコタウン
- 東京アーバンパーマカルチャー:表参道のコミューンガーデン
- 菊川西中学校:ESD教育で中学校と地域をつなぐ
- 消費者から生産者へ
書籍の内容に興味があったら、ぜひ読んでみてくださいね。